誉田屋源兵衛 "麻世妙" 縦シケ 漣納戸 (価格掲載できないため要問い合わせ)
¥500,000
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―"麻世妙" ―
すっと縦に流れるシケ引き模様は、
静かな水面に広がるさざ波のよう。
「漣納戸」と呼ばれる深い藍色は、
夜明け前の水辺にひそむ、
まだ誰も知らない気配を映し出します。
布の上に宿るのは、
時を越えて揺らめく水の記憶。
"麻世妙" とは― 記憶の奥に眠る布
「麻世妙(まよたえ)」は、
京都の帯匠・誉田屋源兵衛10代目が
現代に蘇らせた、大麻布の織物。
一万年前の縄文時代から、日本人の暮らしや祈りを支えてきた“聖なる繊維”です。
成熟した茎からとれる大麻の糸は、
衣服だけでなく、縄や結界、神事にも欠かせない
存在でした。
鈴を吊るす縄、祈りの場を守る麻紐――その記憶は、わたしたちの身体の奥深くに刻まれています。
▪️「麻世妙」の魅力は、ただの伝統素材の復刻ではありません。
麻世妙は、
柔らかな肌ざわりに、速乾性・耐久性・保温性を
兼ね備えた機能性。
四季を通じて心地よく身に纏える、
まさに現代のライフスタイルに寄り添う布です。
非常に地球に優しい天然素材で、
吸湿・吸汗性があり、通気性に優れていて湿度が
高い時は吸湿し、
低い時は放湿して温度を一定に保ってくれます。
また熱伝導率が低いため、夏は涼しく冬暖かく、
年中快適に使えるなど
驚くほどに機能的な特徴を持っています。
OHARIYAでは「単衣仕立」をおすすめしていますが、
裏地を遊ぶ袷にすれば、布の持つ存在感と着る人の感性が響き合い、装いそのものが物語に。
時代を越えて受け継がれた麻の記憶と、
誉田屋源兵衛が紡ぐ未来。
「麻世妙」は、日常を少し特別な時間へと
導いてくれます。
店頭または、オンラインストアにて
販売しております。(未仕立てです。ご希望の方は別途お仕立ても承っております。)